金融リテラシーとは?
こちらではあなたに最低限でも身に付けておきたい金融リテラシーについて解説していきます。
金融リテラシーってなに?
「金融リテラシー」とはお金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力のことを言います。
子どもの頃にお小遣いやお年玉と一緒に「無駄遣いはいけないよ」「お金はよく考えて使いなさい」「おこづかい帳をつけるといいね」という言葉を大人や親からかけてもらった人は多いはずです。
あるいは今、お小遣いをあげる立場になって、子どもたちに同じような注意をしている方もいるはずです。
私たちの親も、私たち自身も、お金との適切な付き合い方を知ることは、子どもにとって重要な事だと言えます。
しかし、日本の教育ではお金のことについてあまり伝えませんよね。
生命保険や損害保険も金融商品ですし、企業などにお勤めならば、金融商品のひとつである財形貯蓄をされている方も多いでしょう。
加入する保険を選んだり、財形貯蓄を設計する際には、自分の収入やライフスタイル、将来の人生設計などを踏まえて、「いつどのような時期にどの程度のお金が必要になるのか」「その為のお金をどのように準備すればよいか」などを考えて、保険や資産運用に関する情報を自分自身で収集し、独自に理解し判断したりする事をしなければいけません。
こういう風に、金融リテラシーが役に立つ場面は、皆さんが知らないだけで身近なところにあるものなのです。
また、世の中には実態のない投資話を持ち掛ける悪質商法や投資詐欺の被害が後を絶ちません。そうしたトラブルを避け、確かな生活を実現できるようにする為にも、金融リテラシーを理解する必要があります。
皆んなってどれくらい貯蓄してるの?
「老後に2000万円必要って聞いたことがあるけど、全く貯められる気がしない」
と、考えたことはありませんか?
そして、他の人はどれだけお金を貯めているのか知りたいと思ったことはありませんか?
はい。そんなあなたの為に検索してみました。
※こちらは『資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)(平成25年)』を基に作成されております。
少し前のデータにはなりますが、これが1世帯あたりの金融商品の保有額らしいです。
多いと思いましたか?それとも少ないと思いましたか?
僕が個人的に思うに、この保有総額1101万円って一般家庭では多い方だと思うんです。
この1世帯あたりというのが実はキモで、政府の陰謀でもあるんじゃないかなとも思っています。
なぜなら、日本の金融商品の保有額は、人口の1割以下の人が90%を保有して、9割の人が残りの10%を保有していると言われているからです。
例えば、それを平均値で表したとしたら、計算が合わなくて当然です。
逆にバランスがおかしいのを知っていて、このデータを一般公開しているのだとしたら、ワザとしか言えないと思うんですよね。あなたはどう思いますか?
ちなみに、この現象は日本に限らず世界でも同じなんですよ。
このデータでも言える事ですが、やはりお金持ちの人の方が金融リテラシーが高いのは間違いない事実ですので、最低限でも身に付けておいた方が良い金融リテラシーをご紹介します。
最低限は身に付けておきたい金融リテラシー
1人の社会人として、経済的に自立し、しっかりと暮らしていく為には、金融や経済の知識だけでなく、家計管理や将来の資金を確保する為に、長期的な生活設計などを含めた金融リテラシーが必要です。
もちろん、各種保険やローン、クレジット、資産形成商品などの金融商品を適切に選択する為の基本知識を身に付けたり、専門家のアドバイスを活用する事の必要性や重要性についても理解しておく事が重要です。
その時に必要なのが下記の4つの項目です。
・家計管理
・人生設計
・金融と経済の基礎知識と金融商品を選ぶスキル
・情報を選別する力
1つずつ解説していきます。
家計管理
まず、1番最初に重要になってくるのが家計管理です。
適切な収支管理(入ってくるお金と使うお金の管理)を習慣にする事が重要です。
意外と家計簿をつけるのが苦手だという人が多いですが、これって最低限やらなきゃいけない事なんです。
自分が手に入れた大事なお金なんだから、しっかり管理しておかなきゃ不意に必要になった時に「通帳にいくらお金が入っているのか分からない」なんて事のないように意識しておく事が必要なんです。
人生設計
自分の人生設計を立てて、「自分は何歳で保険に入って解約は何歳にされるのか?解約された保険金はどのような資金使途になるのか?」など、自分のライフプランを明確にすることが重要です。
適当に生きて適当に保険に入って、適当に暮らしていても手元のお金は絶対に増えませんし、万が一手元にお金を手に入れる機会があったとしても失ってしまうでしょう。
それだけお金の知識や計画性は大事なんです。
金融と経済の基礎知識と金融商品を選ぶスキル
【金融取引の基本】
- 契約をするとき、契約の基本的な姿勢(契約書をよく読む、相手方や日付・金額・支払い条件などが明記されているか、不明点があれば確認するなど)を習慣にすること
- 情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できるかどうかを必ず確認すること
- インターネット取引の利点と注意点を理解すること
【金融分野共通】
- 金融と経済の基礎知識(単利・複利などの金利、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターンなど)や金融経済情勢に応じた金融商品の選択について理解すること
- 取引の実質的なコスト(価格、手数料)を必ず確認すること
【保険商品】
- 自分にとって保険でカバーしたい事態(死亡、病気、火災など)が何かを考えること
- カバーすべき事態が起きたとき、必要になる金額を考えること
【ローン・クレジット】
- 住宅ローンを組む際の留意点を理解すること
1.無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てること
2.返済を難しくさせる事態に備えること - 無計画・無謀なカードローンやクレジットカードなどの利用を行わないことを習慣にすること
【資産形成商品】
- 高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことを理解すること
- 資産形成における分散(運用資産の分散、投資時期の分散)の効果を理解すること
- 資産形成における長期運用の効果を理解すること
情報を選別する力
金融商品を利用する時は、自分の思い込みはやめ、外部の情報を選別する力をつけることが重要です。
金融商品を紹介している人の言葉に流されず、且つ有力な情報だけを得る必要があります。
投機的な商品に限って「自分だけが知っている情報なんだ」と思い込む傾向がありますが、世の中には百戦錬磨のような人達がたくさんいますので、素人に回ってくる情報に良いものはないと思った方が良いです。
年齢別・分野別の教育内容
※資料提供:政府広報オンライン
金融商品はどこで学べば良いのか?
金融・経済を得る為の環境は時代によって大きく変化していますし、様々な金融商品や金融サービスが続々と生まれています。
そうした進化に取り残されないように、社会人になってからも常に世の中の情報にアンテナを張り、新しい情報を得る意識をし、金融リテラシーを高めることが重要です。
その為には、金融機関や業界団体、自治体などが行っている金融セミナーや公開講座などが利用できますので活用してみて下さい。
知るぽると
金融広報中央委員会のウェブサイト「知るぽると」にて、金融リテラシーの向上に役立つ様々な情報が提供されています。
金融広報中央委員会は、日本銀行の中に事務局を置く、中立・公正な団体ですので、情報も安心出来るかと思います。
「知るぽると」では、「金融と経済のしくみ」「暮らしのマネー情報」などの情報、クイズやビデオで学ぶコーナーなど、子どもから大人まで、分かりやすくお金や金融について知る事ができ出来ます。
現在の家計収支や貯蓄、借入れなどを元に、将来の暮らし方が簡単に診断できる「生活設計診断」や、住宅ローンの返済計画や預貯金の積立予測などができる「資金プランシミュレーション」など、家計管理や生活設計に役立つコンテンツも用意されていますので非常に便利なサイトになっています。
また、金融に関する相談窓口や、各地で開催される金融セミナーなどのイベント情報も調べることができますので、ぜひ活用してみて下さい。
最近では、YouTubeでもお手軽に学べますので、オススメのお2人をご紹介させて頂きますね。
YouTube
最近では、YouTubeでもたくさんの情報が出ていますので、参考になる情報もたくさんあります。注意点として、1つの情報に振り回されるのではなく、客観的にフラットな気持ちで観る事をお勧めします。
その中でも中級者の方には、リベラルアーツさんのYouTubeはオススメです。
まだ何も金融商品を買った事がない初心者の方には、厚切りジェイソンさんのYouTubeがオススメです。ちなみにこのお二人でコラボをしている動画がこちらです。
ちなみに僕もYouTubeをやっていますので良かったら覗いてみて下さい↓
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この記事を書いた人:政宗(マサムネ)
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