株式会社を設立するメリットとは? 〜その2〜

②日本人の社会的信用の基準とは?

 

社会的信用とは一体何なのか?

株式会社の事業実績や
事業年数は社会的信用に比例する。

どうすればその社会的信用を
数値化出来るのか??

事業をやっている方なら
ピンとくるだろうか。

『融資の額』が社会的信用として
唯一、数値化したものなのだろう。

どれだけ「凄いですね!」
なんて言われても、
それがどれほど凄いのか分からない。

 

しかし、
「それは1000万ですね!」
「それは3000万ですね!!」
と言われたら凄く分かりやすい。

学生の頃も通知表というものがあったし、
テストでは点数というのがある。

企業にも点数はもちろんあるが、
だから、なんなの!?って話だ。

実際に点数が高くても
倒産すれば意味がない。

その点、融資の額というのは
会社の信用に対しての額なので、
多く出たら出ただけ倒産から遠ざかるし、
逆に融資が少なければ
倒産に向かって歩いて行く事になる。

まぁ、なんとも分かりやすく
なんとも信用し難い事実である。

 

信じ難いと言うのは
育ってきた環境での話だ。

子供の頃から
「借金をするのは悪い事」
「ローンは早く返済するもの」
「お金の話をしてはいけません」
と教えられて育った。

 

1番近くにいた親からは
「安定している公務員になりなさい。」
と言われ続けた。

 

僕の父はサラリーマンだったので、
毎月の安定した給料で
僕たち兄弟を育て上げてくれた。

それには凄く感謝しているし、
その時代においては大正解だったと思う。

僕の叔父なんかは
その時代に独立して成功した。

しかし、バブルが弾けると共に
波に飲まれて倒産した。

では、なぜ波に飲まれたのか??

それは「努力を惜しんだから」だと
僕は思っている。

その時代は独立すれば
誰でも儲けられたし、
仕事も次々と出てきた。

しかし、バブルが弾けると
景気が悪くなり仕事が激減した。

 

その中で生き残った人というのは
仕事が減っても変化して対応した人達だ。

仕事がないなら取りに行く。
取りに行ってダメなら頭を下げる。
技術を磨いて資格を取って
努力した人だけが生き残ったのだ。

 

僕は叔父の事をよく知っている。

中学生の頃から叔父の鉄工所で
バイトをしていたからだ。

叔父は仕事が無くても
「そのうち忙しくなる」
これしか言わなかった。

そう言って、釣りとお酒を楽しんだ。

 

でも、その後に景気が回復する事はなく、
妻と子にも逃げられ会社は倒産した。

 

そして、弟である僕の父親が
倒産した時に叔父の借金を肩代わりした。

その額は1500万。

 

サラリーマンの父にとって
その額はあまりにも大きく、
会社の厳しさを知るには十分な額だった。

 

それもあってか僕の親は
僕が事業をする事に関しては
ずっと反対しているし、
物凄く心配しているのである。

このまま事業を辞めてしまったり、
会社を倒産させてしまうと
完全に親不孝者になってしまう。

 

そして、叔父が30年かかって
作った借金1500万という額だけど、
僕は1回の融資でその額を借りている。

 

社会的信用で言うと、
叔父の信用は1500万。
僕の信用は数千万である。

 

それは国も銀行も認めている事実である。